♪われ〜はう〜みの子、さす〜ら〜いの〜♪いきなり歌ってすみません。
みなさんご存知ですよね、「琵琶湖周航の歌」。
琵琶湖の美しい景色はもちろん
ボートを漕ぐ若者の想いが切ないまでに伝わってきて
この歌聞くといつもわたしは涙が出そうになります。
6番の歌詞に長命寺というお寺が出てきます。
「 西国十番 長命寺
汚れの現世 遠く去りて
黄金の波に いざ漕がん
語れ我が友 熱き心 」(作者の没後50年経っているから
ここに掲載しても大丈夫ですよね、ねっ?)こんな美しい詩を歌われたら、
もう行かずにはおられない、ってのが
人情てもんでしょう。
というわけで
近江八幡ウォークは長命寺から始まりました。
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今回はおなじみ楽子かあさんと二人。
近江八幡駅から西へ30分ほど歩くと、
八幡山を背景に古い町並みが姿を現します。
このあたり琵琶湖の影も形も見えず、
ただ、山間の静かな城下町の風情が漂うのみ。
滋賀県だからと言ってどこもかしこも
琵琶湖があるわけじゃないんじゃ!と
昔誰かに言われたな。
ゆっくり見るのはまた次回。
目指す長命寺はこの八幡山の北、
琵琶湖岸の山の中腹にあります。
ここからだと八幡山の山裾を迂回する、
10キロほどの道のりを歩かねばなりません。
気温33度という炎天下の下、
はたして無事にたどりつけるのだらうか・・
一抹の不安をかかえながら、
はてしなく続く(ような気のする)
国道沿いを歩き始めました。
まわりは見渡す限り青々とした水田地帯。

田園風景の真ん中を国道が走り
(ちなみに上の写真は国道の脇の道です。)
この国道のはるか先が琵琶湖。(のはず)
海水浴やキャンプに向かうたくさんの車が、
滝のような汗を流して歩くわたしたちの横を、
びゅんびゅんと追い越していきます。
なんか、昔、こんな芸人いなかった?
ほら、歩いてばかりの・・・
誰だっけ・・
そう、
・・・・・猿岩石だっ!じゃ、われわれはさしずめ
猿岩石40'sだな。(フォーティーズと呼んでね♪)そばを流れる水路に、時折、
水郷めぐりの船がゆったりと姿を現します。
暑い中、一瞬涼やかな風。

「そう言えばお昼ごはんどうすんのよ?」
と言ったのは楽子。
「ああ、でもせっかくだしキリのいいとこまで歩こう」
と、実は食事をとるのがめんどくさいわたし。
「キリのいいところってさ、
アンタと歩いてると永遠に来ない気がするんだよねえ」
さすが悪友、なかなかスルドい。
しかし、食べる所がないんだもの、どうしようもない。
そんなふうに、
最初は退屈しのぎにののしりあっていたものの
さすがに1時間半も同じような景色の中を歩き続けてると、
互いにだんだんと無言になるフォーティーズ。
(あまりのしんどさにこの辺
写真撮る力もありませんでした。)
そのうち目の前の景色が次第に開けてきて、
とうとう視線の先には水平線らしきものが!
ああ、やっと琵琶湖!
夢にまでみた琵琶湖!さらにうれしいことに、
道沿いには「陶芸の里
お食事」という、
看板を掲げた建物も!
ここをのがすと本当に食いっぱぐれる。とうことで、
われわれ、いちもにもなくこの「陶芸の里」に
駈け込んだのでありました。
わたしは疲れて正常な判断力を失っていたので、
よりによって明太子スパなどという
中途半端なものを注文してしまい、
それをかきこむように食べたのに、
一方の楽子は品数が5、6品もある
豪勢なお膳を注文し楽しそうに食べていた。
そっちのほうがよかった。
お昼をたべて生き返ったので再び出発。
10分ほど歩くとやっと長命寺登り口に到着。
そうです。
お寺に行くには山を登らなければならないのです。
見上げた視線の先には、
はるか上まで続く急な石段。

ああ、最後の最後まで何と過酷なウォーキング!
15分ほどで山門に到着。
万を期して振り返ってみると・・・
そこには期待通り眼下に広がる琵琶湖。
すばらしい!!



ん?西国三十一番?
十番じゃないの?
本堂の廊下に腰をかけ、
琵琶湖をのぞみながらしばしの休息。
占い好きの楽子がおみくじを引いた。
彼女いわく、
「今、人生のターニングポイント」らしい。
迷うことも多いんだそうな。
いえいえ、キミだけではありませぬ。
わたしもそう。いつも迷ってるし、
いつもターニングポイントのような気がする。
もしかしたらその度に、不利な選択をしてきたかもしれない。
でも、こうして山に登り、
湖からの風に吹かれて、
ああ気持ちいいねえ・・。って、気のおけない友人としゃべることができるのって、
ものすごく幸せなことじゃなかろうか。
山を下りたら時すでに午後3時。
来た道を歩いて帰るとなどという無謀なことは、
もう考えられましぇん。
申し訳ないですが、
帰りはバスを利用させていただきます。
じゃあ、せっかくなんで、
お茶でものんで帰ろうか。ということに。
(これだから・・・)
というのは、
この近くにすてきなカフェがあるからなのでした。
そのカフェは、以前楽子が車で来たらしく、
「ここからそんなに離れていない・・
はず」
(最後の、”はず”が気になるんですけど・・)
が、10分ほど歩いても、
そのカフェとやらの姿が見えてくる気配がない
何だか心配になってくる。
「車じゃすぐに着いたんだけどねえ」
おいおい! また私たち猿岩石フォーティーズかよ、
と、泣きそうになったとたん、
視線の先にカフェが!

シャーレ水々浜。
ここのテラスは湖の上に突き出しているので、
180度の琵琶湖のパノラマを楽しめます。
こんな感じで↓。

風に吹かれて飲んだジンジャエールのおいしかったこと。
帰り道だってずいぶんリラックス、
バス停へさえ戻ればウォーキング終了なので、
口数が増える増える。
「ウォーキングで鍛えてさ、マラソンとか走りたいねえ。」
「ホノルルマラソンにでも出ますかね、ひろみゴーみたいに。」
「ひろみゴーってさ、もう50代でしょ?えらいよねえ」
「あの歳であの体って、ホント努力してるよね、ひろみゴー。」
(ひろみゴーもこんなところでおばさん二人に
とやかく言われたくないじゃろうに。)
そんなどうでもいいことを一生懸命しゃべっていると、
あっという間に長命寺のふもとのバス停に戻ってきました。
どっかでワープしたのかと本気で思ったくらい。
ひろみゴーの話題で盛り上がってたから、
時間を忘れていたのか・・。
バスに乗り込み近江八幡駅へ。
私たちが2時間かけて歩いた道、バスで20分、
あっという間でした。
チャンチャン
■JR近江八幡駅 12:30 → ■水茎焼陶芸の里 (昼食)14:00
→■長命寺 15:00→ ■シャーレ水が浜 16:00→
■長命寺バス停 16:30 → ■JR近江八幡駅 17:30
12キロ:所要時間:4時間30分
疲れました・・・